「ダイヤモンド」は永遠の輝き今日は「ダイヤモンド」についてお話します。
美しく貴重で神秘的なダイヤモンド。その輝き、きらめき、光の色のゆらめきは、いつの時代も女性の心を魅了して離しません。昔から「ダイヤモンドに目がくらんで」と言う事があるように中世の頃より、男性と女性を結びつける不思議な力を秘めた特別な宝石として尊ばれ、比類のない究極の愛の贈り物とされてきました。それは、その硬さが、ふたりの絆を象徴し、透明な輝きと世界に同じものは二つとしてない希少性が、ただ一つの愛の結びつきをあらわしていると信じられてきたからです。
ダイヤモンドが婚約指輪として贈られるようになったのは、15世紀中頃のことです。オーストリアのマキシミリアン大公がブルゴーニュのマリーという女性にダイヤモンドリングを贈ったのが始まりです。
数億年も前に、地球の奥深くで自然が創り出したダイヤモンドには、一つとして同じ石がありません。一般的にはラウンドのブリリアンカット(58面体)が一番ダイヤモンドが輝いて見えます。
皆さんにぜひ知ってほしいことは「4C」すなわち、カラット(CARAT)、カラー(CALOUR)、クラリティー(CLARITY)、カット(CUT)のことで、この4Cのバランスの良いものほど価値の高いダイヤモンドと言えます。カラット(CARAT)ダイヤモンドの重さは、カラットで表示されます。1カラットは0.2グラムで0.5カラットはその半分の重さになります。
クラリティー(CLARITY)は透明度の事です。大抵のダイヤモンドは、微細な不純物を含んでおり、それは天然の指紋のようなもので、それぞれのダイヤモンドの特徴となっています。それが少ないほどダイヤモンドの輝きが増し、より価値があります。無傷は(FL IF)と呼ばれ(無キズ・内部無キズ)大変希少価値があります。その次が、VVS1 VVS2、VS1 VS2,SI1 SI2、・・・とキズや内包物が増えてきます。肉眼ではSIクラスの下のIクラスで内包物が確認できるほどです。通常は10倍に拡大して専門家によって検査され鑑定されます。
カラー(COLOUR)ダイヤモンドには自然の色がさまざまついていて最も希少で価値がある完全な無色から、黄色っぽい茶色まで、数段階かの色合いがあります。無色ほど、光を通過させ、虹色に輝き、より価値があります。最近はピンクダイヤモンドなども人気があります。ピンクダイヤは高価です。
「D」からランクが始まりE・F・G・H・I・・・とだんだん黄色っぽい茶色となります。
カット(CUT)カットの良いダイヤモンドほど、より輝きます。カットとシェイプ(形状)と混同されがちですがバランスよくカットされたダイヤモンドは光を良く取り込み、輝きもきらめきも増し、より価値を高めます。エクセレントの中でもカットの3つの要素(=プロポーションを含む、総合評価、対称性、研磨の状態)全てがエクセレントと評価された最高級のエクセレントを「トリプルエクセレント」といいます。
4つのC「4C」でダイヤモンドの価格が決まります。ご婚約リングはカラットが0.3カラットでも最高級なものをお選びいただくほうが良いと思います。ご予算によってグレードを組み合わせることで、案外とお得で気に入ったダイヤモンドを選ぶ事ができます。