竹原さんは、旧名をウドム・ラタナヴォンと言い、1943年(昭和18年)、ラオスに生まれました。第二次世界大戦後、急速な成長を遂げた日本経済を学ぶため、昭和四十九年、日本に留学しました。ところが、翌年、ラオスで革命が起き、共産党政権が樹立されました。ラオス王国政府の公務員でもあったラタナヴォンさんは、帰国を断念して日本に亡命し、日本国籍を取得して名前を竹原茂に改めました。現在は大学で教鞭をとりながら、東南アジア諸国への援助や日本との交流に貢献しています。
竹原さんは次のように述べています。「皆さんは何のために勉強していますか。将来、お金儲けするためですか。違うでしょ。地位や名誉を得るためですか。それも違うでしょ。私の答えは「動物から人間になるため」です。人間は生まれた時は動物とあまり変わりません。でも、いろんな事を勉強して、少しずつ人間になるのです。そのなかでも私はいい人間になりたいと思います。いい人間とは人の役に立つ人間です。人の役に立ち、世の中の役に立つ仕事をすると、やがてお金も入ってくる。だから、金儲けをするために勉強するのではありません。勉強して、社会に役立ち、人が喜ぶいい仕事をすると自然にお金が入ってくるんです。
今の日本人は自分のためだけに勉強している人が多いような気がします。私は家族を助けたい、自分の国をよくしたい一心で日本に留学しました。戦後、奇跡的な経済復興を成し遂げた日本から多くのことを学んで、祖国ラオスの発展に力を尽くしたいと思ったのです。
「苦労は帳消し」
お父さん
ぼく お父さんの子でよかった
母を早く亡くした子が
ある時 ふともらした言葉
つらい仕事もがんばれた
お母さん
ぼく お母さんの子で幸せだ
母を早くに亡くした子が
育ての母に書き送った手紙の言葉
妻は目に涙をいっぱいためて
これまでの苦労は帳消しです
と 私に告げた
うれしかった ありがたかった
この世には悲しみがいっぱいあるけど
それに見合う幸せも きっと ある
Author:(株)メルベーユ森
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1925年(大正14年)創業
今秋で98年目を迎えました
◎SS級認定眼鏡士
◎眼鏡作製技能士
◎石川県公安委員会許可
第511060011995