5大宝石 日本がつくった真珠のお話パート2 昨日は真珠の種類についてお話しましたが、今日は真珠の良し悪しとお手入れ方法についてのお話です。
1,大きさ 直径の大きさでmmであらわします。
2,形 真円により近いかどうか判断。
3,色 国により人によって好みの違いもあります。一般にピンク、ブルーホワイト、シルバー、イエローなど。
4,キズ 表面のなめらかさ。
5,光沢 オリエントと呼ばれる真珠特有の輝きがどのくらい出ているか。
6,巻の具合 真珠層の厚みのこと。目で見た感じで薄巻きか厚巻きかを判断します。
大きさは一般的ネックレスで7mmアップが好まれていて0.5mmアップごとにお値段が高くなります。
基本的に「ラウンド(真円)」、「セミラウンド(やや丸)」、「バロック(変形)」に分けられます。
またその他に、丸を一方から押しつぶしたような形の「ボタン」、しずくの形の「ドロップ」といったような分け方をすることもあります。
真珠の色は真珠の種類によって違ってきますが、大きく分けてピンク、ホワイト、クリーム、ゴールド、ブルー、シルバー、ブラック、グリーン系に大別されます。あこや本真珠については、一般的にはピンクが良いとされていますが好みによって変わってきます。 真珠の色は様々で一概にどの色が良品質であるとは言い切れません。
真珠の肌はヒビやキズの少ないものが良質です。しかし真珠はほぼ自然に近い状態で養殖される海産物ですので多少のキズはつきものです。
照りとは真珠の「輝き、光沢」のことです。真珠層のでき方による、真珠の輝き方や表面のなめらかさのことです。照りが良い真珠は、真珠にうつりこむものがシャープに見え、真珠を覗き込むと自分の顔が映っているのがはっきりと見えます。逆に照りの良くない真珠は真珠にうつりこむものがぼやけて見え、くもったように見えます。真珠層の巻きが厚いほどこの照りが良くなります。真珠はドブ貝を加工して作った丸い核を貝の中に埋め込み、その周りを貝自身が作り出す分泌物で覆うように巻いていくことによって出来ていきます。
つまり巻きはその覆われた分泌物(真珠層)の厚さのことを言います。巻きが良いというのは、真珠層が厚いということです。真珠層が厚いものほど良質で強い輝きを発する力を持っています。すべてにわたって良い物を「花珠真珠」と呼んでいます。

左にいくほど良い真珠です
お手入れ方法
真珠は「酸」に弱い性質ですのでご注意ください。真珠はご利用後、必ずやわらかい布で汗や化粧品などの油分を拭き取ってください。そのまましまわれると、光沢がなくなってしまいます。化粧品や香水なども付着しないよう、化粧が済んでから真珠をつけるようにしてください。やわらかい布を2枚準備して、1枚を40度くらいのお湯でぬらしてよくしぼり、やさしく油分を拭き取り、その後すぐにもう1枚の乾いた布で水分を拭き取ってください。真珠は60度以下の熱なら大丈夫です。あとは柔らかい宝石ですので他の宝石といっしょにしないで下さい。