日本は「金の埋蔵量」世界一 本当に!今日の讀賣新聞に興味深い記事が載っていました。
家電や電子機器類に含まれる金や銀などの金属資源の国内総量は世界最大の規模に匹敵するそうです。金属資源枯渇が懸念されるなか、有効利用を徹底すれば、鉱脈と同等になりえるという。
こうした金属資源は「都市鉱山」と呼ばれています。「都市鉱山」とは携帯電話やパソコンなどの電子機器類には、さまざまな非鉄金属が使われています。捨てられたこれらの廃棄物を資源とみれば、私たちの住む「都市」は膨大な非鉄金属が眠っている「鉱山」とみたてることができます。
金は「錆びない、割れない、腐食しない、電気を伝えやすい」といった特性から、電子機器にはなくてはならない存在です。そのほか、コバルトやニッケルなどのレアメタルも、電子材料や充電式電池の製造には欠かせません。例えば、携帯電話1トン(携帯電話約1万台分)から回収可能とされる金は、約280グラムとも言われており、これは金鉱石に含まれる金含有量よりも多い値です。
金は6,800トンで世界の埋蔵量の16%に相当し、延べ板に換算すると20兆円分になります。銀は6万トン、インジウムは1,700トンで、それぞれ世界の埋蔵量の23%、61%に及ぶ事がわかりました。各国の鉱山の埋蔵量と比べると、金は南アフリカを抜いてトップ。銀や鉛、インジウムも世界一です。
日本は「資源小国」と言われていますが、これらの希少金属については資源国です。有効利用やリサイクルが出来れば輸入に頼ることなく安定的にこれらを利用できるので一石二鳥です。
「希少金属」地球上の存在量がわずかだったり、抽出が難しく生産・流通の少ない金属。レアメタルとも言います。液晶画面材料に「インジウム」、半導体に「タングステン・モリブデン」など。