清涼飲料水には砂糖がいっぱい!むかしの映画で「太陽がいっぱい」という名作があります。今回は「砂糖がいっぱい」について皆さんと考えてみたいと思います。これからの季節、冷たい清涼飲料水を飲む機会が増えてきます。いつも何気なく飲んでいる清涼飲料水、砂糖が大量に入っているのです。画像を見ると「ええ、うそーそんなに入っているの?」と驚くことと思います。。私も小学校のPTA役員をしているときに、清涼飲料水の砂糖の量を会員の皆さんと勉強したことがありました。2枚の画像をご覧下さい。

向かって左のコーラには(普通のコーラ)左から、39g 65g 108gです。向かって右はハーゲンダッツ・バニラの場合で、424g入りの1カップで砂糖84g。総カロリー:1080kcalです。
砂糖は中性脂肪にすぐに変化し、急激に血糖値を上昇させるリンゴやオレンジなどの100%果汁のジュースでさえも、250ml缶1本で砂糖にして小さじ約7杯分(35g)の糖分が含まれています(カロリーは40-50kcal)。缶コーヒーは、通常タイプのもので約9杯分(45g)、低糖タイプのものでも約3杯分(15g)の砂糖が含まれています(カロリーは40kcal前後)。
飲み物に含まれる砂糖の量は…?
●缶コーヒー(250ml) 角砂糖6.5個
●コカコーラ(250ml) 角砂糖7.5個
●ポカリスエット(250ml) 角砂糖5個
●サイダー(250ml) 角砂糖6.5個
ちなみにショートケーキ(1切) 角砂糖8個 (28.8g)の砂糖が含まれています。
例えば、糖度10.8%のコカコーラをペットボトル(500ml)でまるまる飲んだ場合、その糖分は54gにもなってしまいます。たったこれだけの量を飲んでも砂糖の量はものすごく多いのです。 糖分の1日の摂取量の目安は体重1kg当たり1日1gほどに抑えるのが理想的だとされています。スポーツ飲料やドリンク剤にも思った以上に砂糖が入っているのです。(砂糖=ショ糖)
砂糖は清涼飲料だけでなく、お菓子や普段の食事にも含まれているので、否応なく摂取することになります。他の食事からの糖分の摂取量を考えずに清涼飲料を飲むと、知らない間に砂糖の過剰摂取になってしまいます。
ちなみにノンカロリーやゼロカロリー清涼飲料水にはスクラロース、ステビア、アラビノースという合成甘味料が含まれています。合成甘味料のとり過ぎは、特に妊娠時の胎児に影響が出てくると言われています。できたら水やお茶を飲みようにして、砂糖の摂取を押さえたいものです。