「誕生石」と「守護石」
今回は宝石の知識編です。誕生石と守護石、ブログ仲間の「重箱石」さんのことではありません。
「魔除け」や「お守り」として常に身体に着けて携行する「誕生石」が、現在では「幸運を運ぶ」「ツキを呼ぶ」など、本来の意味と目的が多少かけ離れ気味ですが、依然として根強い人気を見せています。
誕生石の歴史は大変古く、色々な説があるとともに、国によっても多少の違いが見られます。代表的な説は、新約聖書・ヨハネの「黙示録」にみられる、次の説です。「神の都(聖都)の中心、聖殿の土台は12の美しい宝石で造られており、その土台の石をそれぞれ12の月に配したもの」。これが誕生石起源といわれ、有力な説です。誕生石の使い方は自分の誕生月の宝石を「主石」として、年間を通して着用したり、各月の誕生石に合わせて、月ごとに各月の誕生石をつけかえて着用する。後者のように、毎月着け替えて使用する楽しみを求める人が多くなりました。
一方、これまで「守護石」といえば「誕生石」を指すのが一般的でした。しかし、「誕生石」とは別に”魔除け(アミュレット)”や”護符(タリスマン)”代わりに宝石を使うという考えが出てきました。それが「守護石」です。特にヨーロッパをはじめとする欧米諸国では宇宙には人間が考えられないほどのエネルギーがあるとされ、古くから宇宙(星座)による守護石を尊重してきました。
この「守護石」には、自分の生まれた星座による「星座別の守護石」、生まれた曜日による「星座別の守護石」、生まれた年による日本的な「干支別の守護石」の3つが代表的な守護石の分け方です。このように、何らかの”理由づけ”をすることで宝石の数を増やし、宝石を楽しんで下さい。そのためにも当店で宝石のリングやネックレス、ピアス、イヤリングなどを”理由づけ”なさってお買い求めて下さい。
星座別の守護石
おひつじ座(3/21~4/19) ルビー
おうし座(4/20~5/20) エメラルド、サファイヤ
ふたご座(5/21~6/21) アゲート、ジャスパー
かに座(6/22~7/22) 真珠、ムーンストーン
しし座(7/23~8/22) ダイヤモンド
おとめ座(8/23~9/22) サードニックス、カーネリアン
てんびん座(9/23~10/22) ペリドット、トルマリン
さそり座(10/23~11/21) オパール
いて座(11/22~12/21) トパーズ
やぎ座(12/22~1/19) トルコ石、ガーネット
みずがめ座(1/20~2/18) アメシスト
うお座(2/19~3/20) ブラッドストーン、アクアマリン
*星座による守護石は「春分の日」が出発日であることから、誕生石とは二十日間前後のズレがあります。
曜日別の守護石
日曜日(アポロン) ダイヤモンド 月曜日(アルテミス) 真珠、ムーンストーン
火曜日(マース) ルビー、オパール 水曜日(マーキュリー) 縞及び紅めのう
木曜日(ジュピター) トパーズ、ブラッドストーン
金曜日(ビーナス) エメラルド、ペリドット
土曜日(サターン) トルコ石、アメシスト
干支別の守護石
子=琥珀 丑=真珠 寅=金 卯=翡翠 辰=紅めのう
巳=銀 午=サードニックス 未=紅珊瑚 申=白珊瑚
酉=紫水晶 戌=ラピスラズリー 亥=紅翡翠(ひすい)
*干支の守護石は日本独特のものです。
[ 2009/04/30 15:46 ]
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