濃厚接触?、新型インフルエンザのことです
テレビや新聞で「濃厚接触」という言葉が最近頻繁に出てきますが、「濃厚接触」???。妄想をかき立てる言葉です。5月11日現在の新型インフルエンザ感染者は日本、中国を含め、32か国・地域で5268人に達し、61人のかたが亡くなっています。
毎日増え続ける新型インフルエンザの致死率は、世界で100万人以上が死亡した1957年のアジアかぜ並みの0・4%で、感染力も季節性のインフルエンザより高いとする分析結果を、世界保健機関(WHO)と英国、メキシコの研究チームがまとめて発表しました。
日本でも4人の感染者がいます。その報道で「濃厚接触」というのをどういう意味か私も分かりませんでした。調べてみると、患者に面と向かって話したり、2メートル以内の席に座ったりしていた場合、感染の可能性が高い「濃厚接触者」とみなされるのです。この2メートル以内が「濃厚接触」というのです。
なぜ2メートル以内かと言うと、新型インフルエンザは季節性のインフルエンザと同じく飛沫感染でうつるのです。患者のくしゃみやせきが原因で、新型インフルエンザはのどに炎症を起こし、粘液が普段より多くなります。せきなどでウイルスが粘液の水分とともに粒子(飛沫)になって飛び出し、近くの人が吸い込めば感染する可能性があるのです。実験で、飛沫は1~2メートルしか飛ばないとされ、今回の足止めする同乗者の範囲を決める元になっています。 それ以上離れている場合は感染するリスクはかなり少ないと言われています。また、機内全体に感染が広がる可能性は、ほとんどないとされています。
一人の患者が出ると平均1.4から1.6人にうつすと言われています。幸いなことに弱毒性で季節インフルエンザと同じ程度と言われています。今後これから秋、冬になる南半球での感染者の拡大が心配されています。特にアフリカや発展途上のアジアで広がっていくのではないかと言われています。人から人への感染でより強いウィルスに突然変異するかもしれないと警告する専門家もいます。
もしも感染の拡大が日本でおこったならば、人にうつさないように10日間自宅待機してほしいと呼びかけています。個人でできることは 、マスクをすること、手洗いやうがいをすることでかなりの確率で感染予防ができるそうです。第2波は今年の冬にやってくると思います。冷静に対処すればそんなに恐れることもないと思いますし、昔と違っていい薬や医療体制が整っています。正しい知識と予防が重要に思います。
[ 2009/05/12 23:16 ]
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