半年ぶりの党首討論、激しいヤジ・・・
きのうの午後3時から、鳩山代表に代わっての半年ぶりの党首討論です。ちょうど定休日だったのでテレビで最初から最後までやりとりを見ていました。初顔合わせということもあり、掘り下げた議論にはならず、抽象論に終わったように感じました。
気になったのは、その激しいヤジに委員長も19回「ご静粛に願います」と呼びかけていたことです。カウントダウンに入った来る総選挙に向けて、お互いにヒートアップするのは仕方ないことですが、行儀の悪い激しいヤジに、私も見ていて不快感をもちました。事前に与野党で討論中は「節度あるヤジ」を心がけることを申し合わせていたのに、まるで品のない状態でした。官房長官は、「子供に見せられないひどさ。政治家は行儀が悪いといわれる」と苦言。同様な意見が議員の中からも出ていました。
「〇〇の品格」というのがベストセラーになりましたが、「政治家の品格」「政治の品格」を持っていただきたいと思います。党首討論は外野のいない状態で、午後3時からではなくゴールデンタイムに開催したら、生放送を聞いて判断できると思います。夕方から夜の報道番組を見ましたが、テレビ局によっては意図的に発言をカットしてあったり、明らかに片方を応援しているコメントを言うコメンテーターがいました。その一方、新聞各社の社説は勝った負けたと言うのではなく、論点をはっきりさせ、個別の政策に対して議論を深めてほしいと大手5誌ともそう書かれていました。
たしか、党首討論は総理大臣出席の委員会がない時は、毎週水曜日に行われると報道されていたように思います。半年間党首討論をしていないのも異常です。そもそも、イギリスのクウェスチョン・タイムにならい、当時の自自公、小渕首相の時。自由党党首の小沢さんが提唱したのでは?。
今回、初顔合わせということでしたが、毎週開催して政策論議を深めていってほしいと思います。総選挙での各政党の基本政策や国の将来ビジョン、社会保障政策や外交・安保政策についても、大いに論じ合い、選挙の政策争点を明らかにしてほしいものです。きのうの党首討論を見てそう思いました。
[ 2009/05/28 14:15 ]
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