初代の「ラドーゴールデンホース」今回は1958年頃に発売された「
ラドーゴールデンホース」。父がコレクションしていたもので、古時計を整理していたら出て来ました。ベルトは残念ながら無くて本体だけです。2006年に復刻モデルが発売されましたが、このラドーは正真正銘の初代モデルです。
時計本体のRADO表記の上に、手首の動きで回転するアンカーマーク(錨)があります。6時の上には向き合ったシーホース(タツノオトシゴ)とGolden Horseの表記。デイト表示で57石自動巻きでハイスペックの時計です。スイスのラドーの輸入販売が1958年に開始され、日本に最初に発売された時計が、「ゴールデンホース」です。
裏ぶたはケース本体にがっちりと締め込まれるスタイルの「ねじ込み式」を採用。防水性の高さを誇る証として、裏蓋表面にはダイヤルと同じく向き合ったシーホース(タツノオトシゴ)があしらわれ、その下にWater Sealedの表記が見られます。120メートル防水時計です。
ご年配の方は懐かしい時計で、若い方は新鮮な見えると思います。その当時は輸入時計とは言わずに舶来時計と言われて、高値の華でした。少しキズがありますが、中を見ると機械もきれいでそのまま使うことにしました。生前父が肌身離さずしていた時計は、弟が持っています。
ラドーゴールデンホース、父の形見として大切に使おうと思います。
ベルトは今度復刻モデルのベルトに交換しようと思ってます。50年経っていますが、良いものは長く使えます。古時計をもっと整備して私のコレクションとして代々伝えようと思います。

裏ぶたは30度回すと外れます。コチコチと時を刻む音と秒針の動きはマニアの方にはたまらないと思います。復刻モデルは販売していますので、お求めの方はご来店なさって下さい。