昭和のヒール アブドーラ・ザ・ブッチャー引退セレモニー今日もよく晴れて、気持ちのいい天気です。
ただ、スギ花粉が大量に飛散しているので目がかゆいです。
19日火曜日に
引退セレモニーを行った
アブドーラ・
ザ・
ブッチャーさん。
その日のNHK、夜9時のニュースでも大きく取り上げていました。
2012年の後楽園大会を最後に事実上の
引退していましたが、
今回日本で正式に
引退セレモニーをおこないました。
「ジャイアント馬場没20年追善興行〜王者の魂〜」その試合の合間に、
入場テーマ曲『吹けよ風、呼べよ嵐』が流れる中、
ブッチャーは車椅子で登場。
股関節を傷めていて今は歩けない状態ですが、78歳とは思えない風貌です。
ブッチャーは「ファンの皆さん、東京に帰ってきました。ひとつだけ足りないことがあります。ジャイアント馬場がここにいてくれれば完璧だった。若い人たちに言いたい。自分の親が歳を取っても決して老人ホームにぶち込んで忘れるようなことはするな。いずれは歳を取ってとってそういう事になるんだから親を大事にしろ。それだけは言いたい。忘れるんじゃないぞ。みなさん本当にありがとうございました」
引退の10カウントゴングが叩かれ、58年に渡るプロレス人生の幕を閉じました。
毒針エルボーや地獄突き、フォークなどの凶器攻撃、
ヒールに徹していたレスラーですが、なぜか憎めません。
ドリーファンク兄弟との凄惨な試合が印象的です(NHKでもそのシーンを放映)。
昭和のプロレスは今のプロレスと違い
ヒール役が際立っていました。
ブッチャーのほかにタイガー・ジェット・シン、、
ザ・シークなどなどたくさんいました。
私も
昭和のプロレスが好きで、よく観戦に行きました。
ブッチャーやタイガー・ジェット・シンの入場時から観客が逃げまどいワクワク感も。
ヒール役がいるから盛り上がり、非日常の世界でストレス発散できる場所でした。
私の甥っ子が小さいときに「地獄突き」と、マネすると笑顔で逃げていきました。
ジャイアント馬場さん、ジャンボ鶴田さん、ラッシャー木村さんもいなくなり、
そのあとの三沢光晴さんもいなくなり、寂しい限りです。
いま、女性を中心にプロレス人気が復活しています。通称「プ女子」。
オカダ・カズチカや田中 翔選手など、イケメンレスラーが人気です。
プ女子や40代・50代が会場に戻っていて、新日本プロレスを中心に人気復活です。
アブドーラ・
ザ・ブッチャーさんみたいな
ヒールが新たに登場するのか?
今の時代は無理なのかもしれませんが、ぜひ登場してほしいですね。