最近の金・プラチナ相場の高騰は異常です 昨日の新聞で今年の原油先物相場が1バレル、100ドルを超えたと伝えていました。原油価格の高騰は私たちの生活を直撃していますが、あらゆる金属やレアメタル、穀物などが高騰しています。
投機が投機を呼ぶ状態で、アメリカのサブプライムローン問題であまったオイルマネーが株式投資やファンドから金属や穀物などの先物相場に流れているのが原因です。
私の商売で言えば、金・プラチナ価格が異常ともいえる上昇ぶりです。
2007年の最後の国内、金小売価格は税込で3,198円。プラチナは5,940円(税込)と異常な高騰で終わりました。週明けの価格は急激な円高ですが、アメリカの年明けの価格が史上最高値を更新していますのでどのくらいになるのか心配です。宝飾品で金・プラチナは有名ですが、産業用になくてははらない貴金属です。大半は産業用に使われています。(プラチナは今までの産出量は5立方メートルに納まるほどの量です、金に比べてすごく少ない量です。)
プラチナは車の触媒に使われていて、3台分で1個のリングができるほど使われています。金は携帯電話やパソコンの部品になくてはならない物です。
金は2000年に平均で1,014円(税込小売)でした。年々100円ほどの上昇でしたが、2006年から1年に600円の急激な上昇です。昨年はそれ以上です。2006年平均は2,287円(税込小売)
プラチナはもっとすごくて1999年の平均が1,443円(税込小売)でこちらも年々200円から500円の上昇でしたが2006年は一気に1,100円ほどの上昇です。2006年は4,337円(税込小売) もちろんマリッジリングも昔に比べるとすごく値段が上がっています。2本お求めになると前は2本で10万円でお釣りが来ましたが今は普通で2本で20万円以上します。プラチナは純度が高く永遠性があり、人気ですがあまりにも高くなってきているので最近はK18 ホワイトゴールドを使用したマリッジリングもたくさん出てきました。投機に流されるのではなく適正な価格に早く戻って欲しいと思います。地金製品は当店でも前の価格で販売していますが売ると仕入れできないほどの価格ですので売り食い状態です。困ったものです。